30代後半からの不妊治療(4)
こんにちは。すえぞうです。
ワードプレスのテーマ変更やサイトの微調整やらでブログの更新が滞りがちになってますが、ようやく形が整ってきましたので、更新を再開です。。本日は我が家の不妊治療のその後の話についてです。
目次
Bクリニックの初診予約
前回、Bクリニックに転院するにあたり初診予約を行ったとさらりと記載しましたが、K…、もとい、Bクリニックの初診予約を取るのは当時は大変でした。。。
我々がBクリニックの受診を決めたのは2015年8月ですが、当時は某有名お笑い芸人や芸能人の奥様など有名芸能人がこちらのクリニックにて不妊治療後、無事出産されたとのニュースが広まっていたこともあって、Bクリニックは大人気で予約が全く取れない状況が続いていました。。。
Bクリニックの初診予約は、ネット予約が基本ですが、予約可能となる日は予約開始時間直後から予約が殺到し、我々も9月は予約が取れず、2か月後の10月初旬の予約がようやく取れたという感じです。
前回記載したこちらの系列クリニックのセミナーを受けたのも、初診日まで時間があったためで、事前に当クリニックの治療法(方針)を確認するという意図もありました。
Bクリニックの初診
いよいよBクリニックの初診です。今回も実録形式で記載します。
【事前準備】
Bクリニックの初診日は2015年の10月1日、Aクリニック同様に管理人、奥さん共に検査を受けることになっています。
Bクリニックからは、初診にあたり以下のデータを持参するよう事前に指示がありました:
- 運転免許証等身分証明書
- 健康保険証
- 基礎体温表
- (あれば)1年以内の感染症検査結果データ
- 問診票
ここで役立ったのは前回、Aクリニックで受けた数々の検査のデータです。高いお金払っただけあり、無駄な検査?含め網羅的で今回、Aクリニックの一部検査を省くのに役立ったと思います^_^
以後使うことにもなるし決して無駄にはならなかったということで、多少、前回の溜飲が下がった感じです。。
5の問診票については、前日に書き終え、日々奥さんがアプリでつけていた基礎体温表も当日プリントアウトして現地に向かうことにしました。
【2015年10月1日ー受付】
当日です。管理人は仕事を午前休、奥さんは終日お休みを取りBクリニックに向かいました。
新宿駅を降りて数分で目指すクリニックに到着、自社ビルかと見紛うくらい各階が当クリニックで占められています・・・この立地でこれだけのフロアーを間借りできるとなると相当儲けていると思われます・・・金取主義が目立った前回のクリニックを思い出し、入る前から若干気持ちが後ろ向きになります・・・
とはいえ、今更帰るわけにもいきません‥‥沖縄の出身でもないのに、「なんくるないさ~」と口ずさみクリニックに向かいました。
そうこうするうちに、クリニックに到着、その中はというと…
落ち着いた雰囲気です(^^)
清潔ですが、想像していたより質素なつくりです。初診が予約制のためか、前回のAクリニックのように立ち尽くして待っている夫婦や女性は皆無。受付の対応も悪くなく、ここで少し安心しました。
【2015年10月1日-検査】
この日、管理人と奥さんが受けた検査及び内容は以下の通りです(医療費明細より一部抜粋)
管理人(すえぞう)が受けた検査:
- 精液一般検査
前回のBクリニックでの初診では自宅で採取した精液をクリニックに持参しましたが、こちらではクリニック内の個室で採取することとなりました。
個室は清潔で、個室内の設備はリクライニングソファーとソファーに掛ける使い捨ての紙製シート、テレビにアダルトビデオ機器(ネット版)が備え付けられていました。。。
多少の緊張はあるものの、個室は清潔でしたし、男の性か…何とかなるものです。。無事、新鮮な精子を採取し受付に提出しました…(^^;)
奥さん(こはる)が受けた検査:
- 内分泌学的検査(卵胞ホルモン系の検査)
- 尿中一般物質定性半定量検査(糖尿病性腎症の早期診断用検査)
- 末梢血液一般検査(血液を採取し、病気の診断や体調の経過、感染症の有無などを調べることができる検査)
- プロラクチン(下垂体から分泌されるホルモンの検査のようです)
- ヒューナー検査(※1)
- 超音波検査(胸腹部)
上の検査のうち1から4までは恐らくAクリニックでも受けていた検査のようですが、5と6は今回奥さんの希望で受けた検査だったと思います。もう1年以上前のことで記憶がほぼないのですが、受診の2日前~前日に性交渉があったため(恐らく意図してやった…と思います)、子宮内の精子の状況を確認するため(と、もしかしたら妊娠しているかもという淡い期待をもって)行ったものと思います。
(※1)ヒューナー検査について:
性交後に子宮頸管の粘液内にある精子の状態を確認するための検査で、性交を行ったあと、子宮と膣を結ぶ子宮頸管の粘液を採取して、粘液に含まれている精子の数や運動状態などを調べる検査です。その結果によって、精子が子宮にきちんと入っているかどうかがわかるらしいです。
具体的には、検査子宮頸管粘液を顕微鏡で観察し、その中に精子が進入しているかどうか、またそこに含まれている精子の数や運動率を確認、頸管粘液の中に、運動率が高い精子が多く見られている場合、妊娠の可能性が高いと判断されるらしいです。
【2015年10月1日ー検査結果と面談】
検査から2時間程度で医師との面談となりました。
前回同様、事務的な対応ですが、医師には多少の笑みもあり前回のクリニックと比較すると雲泥の違いです。
まずは、これまでの不妊治療の経緯の説明と検査結果について、こちらから医師に説明し、医師からは前回のデータに関する簡単なコメントをいただきました。以下、当時の会話の概要です:
すえぞう:「…というわけで、自然にできにくいと判明したのでこちらを受診することにしたのですが、今回含め数値はどうでしょうか?」
担当医:「まず、こちらが旦那様の今回の結果です(下図)。Volumeは少な目ですが、こちらは日によって変わりますので特に問題ありませんし、運動率も問題ありません。前回の結果は悪かったようですが、日によって状況は変わりますので一度の検査で一概に男性不妊と診断することはできません。」
すえぞう&こはる:「!!!!!!」
担当医:「さらにこちらの画像が、今現在の本日採取した旦那様の精子の状態です」
すえぞう&こはる:「!!!!!!」
すえぞう:「こはる!!動いているよ!!めっちゃ元気に動いてるじゃん!!」
こはる:「そうだね(^^)」
すえぞう:「先生、動いてますよ!!すごいですね!これは我々は対外受精をする必要はないということでしょか??」
担当医:「ははは・・面白い旦那さんですね・・(^^;)。因みにヒューナーテストの結果もこちらの画像にでていますが、動いている精子は残念ながら、確認できていません・・・」
担当医:「私のほうからは、今後対外受精をすべきかどうかということは申し上げることができません。ただし、うちは対外受精専門でほかの治療をやっていません。ですので、この先の治療に進むかどうかは、奥様と旦那様の判断ということになります。」
すえぞう&こはる:「・・・・・・どうしよう・・・」
担当医:「因みに本日採取した精子を凍結して保存しておくということも可能です」
すえぞう:「いくらかかりますか?どのくらいの期間保存いただけるのでしょうか?」
担当医:「初回は21,600円。本数は3本までとなっています。期間は凍結開始より1年間です」
すえぞう:「(奥さんに向かって)せっかくだし、凍結しとく?」
こはる:「‥…うーん、今回は凍結しなくていいよ…」
すえぞう:「でも、せっかくこんなに元気なのに…」
こはる:「とにかく、今回はいいから」
すえぞう:「‥‥はい…」
担当医:「今後、対外受精の治療を当院で続けられるということであれば、再診予約を行ってください。やるとなれば最大限サポートさせていただきます」
すえぞう&こはる:「はい。検討させていただきます。有難うございます!」
というような感じで、この日の初診は終了しました。
因みに支払った医療費は2人で「11,220円」。検査が減った影響も多少あるのでしょうが、前回の半額ですね‥(^^;)
上の結果を受けて我々の不妊治療方針もまた変わることになるのですが、その話はまた次回以降ということで…